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2020/07/16 -本
サントリーの創業者、鳥井信治郎がウイスキーとビール造りに賭ける人生の物語を、作家伊集院静が著す。 時は明治十二年、大阪船場に男児が誕生する。鳥井信治郎。両替商を営む鳥井家の次男坊で、後のサントリーの創 …
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2020/07/11 -本
1973年の作品。作中に携帯電話が登場しないなど、やはり時代は感じさせるが、この頃に日本人がこんな作品を書いていたことに驚く。 読み進むうちに小さな違和感達が溜まっていき、ラストでそれらが一気に解消さ …
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2020/07/11 -本
約500ページの分厚さの中に、圧倒的な物語が詰まっている。ミステリーなんだけど、そして事件は起きるんだけど、作者は執拗に人間を描き込む。深く深海に潜っていくように。 読んでいく中、自分の人生のいろんな …
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2020/07/11 -本
これは斬新だ。論理ミステリーとでも言えば良いのか。 事件は十数年前に起こった。舞台は四方を崖に囲まれた山間の新興宗教団体の村。そこで、集団殺人事件が起こる。事件はカルト団体の自害的終焉と処理される。そ …
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2020/07/11 -本
登場人物は男と女のみ。次の日からは別々の道を行く二人が、それぞれの思惑を持って過ごす長い夜。お互いの本当に知りたい事は何なのか。そこに真実はあるのか。 男の視点と女の視点が切り替わりながら進む。冒頭か …
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2020/07/10 -本
仕事が休みだったので、奥さんを歯医者に車で送っていったんですが、終わるまでの時間つぶしをどうしようかなと思ってたら、三軒先に古き良き感じの古本屋が。 車を歯医者の駐車場に置いたまま中に入ってみました。 …
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2020/07/10 -本
登場人物一覧があったり、建物の平面図が途中で挟まったり、読者への挑戦状じみたものがあったり、古の本格推理小説の味わい。昔熱心に創元推理文庫を読み漁っていた頃のことを思い出した。 探偵役の放浪の数学者が …
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2020/07/10 -本
大学生と就活を通して、現代の若者を見事に描ききった作品。上手い作者だと思う。 自分が大学生だったのは35年前だから、「あー、こういうのあるよね」と共感するのは難しい。共感を推進力として物語を進め、少し …
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2020/07/10 -本
面白かった。内容はかなり凄惨なので、グロテスクな描写の苦手な人は避けた方がいいかも。 連続殺人事件の犯人探しという、どこにでもあるプロットだが、捜査に走る刑事二人の描き方が素晴らしく、楽しく物語に入り …
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2020/07/10 -本
1989年刊行だから、もう30年前の作品。単行本が出た時に気になっていたものをやっと読んだ。 あるきっかけで、主人公の体から東京全都を嘔吐させる異臭がし始めるという、前代未聞の状況で物語は進む。中盤ま …