なかなかやんのきまぐれブログ

世の中は面白いことでいっぱいだ

「 本 」 一覧

ペンギン・ハイウェイ 森見登美彦 角川文庫

2020/09/23   -

「日本SF大賞受賞作」に惹かれて購入。 小学四年生のアオヤマ君の、ほのぼのとした日常の中に、突然不思議な現象が起こり、そして避けようのない重大な問題が横たわるようになる。しかし、いくら重大な問題でも、 …

まほろ駅前多田便利軒 三浦しをん 文春文庫

2020/09/23   -

人を殺めた記憶に脅かされた頃がある。そんなことはないはずなんだけど、夢にまで出てきて寝るのが恐ろしかった。 ——————&#82 …

構造素子 樋口恭介 ハヤカワ文庫JA

2020/09/17   -

「現代SF100年の類い稀なる総括」と、派手に煽ってあったので、手に取ってみた。 始めは何がなんやらわからない。そのうち、どうやら多元宇宙っぽい話なのかなと当たりをつけて読み進めるも、メタ小説、記号、 …

神去なあなあ日常 三浦しをん 徳間文庫

2020/09/08   -

ある日突然林業の村神去村に放り込まれることになった主人公の平野勇気。彼の一人称形式で神去村の住民や風俗が描かれていくうちに、勇気にとって神去村はとても大事な土地になっていく。 帯に「林業エンタテインメ …

完全なる首長竜の日 乾緑郎著 宝島社文庫

2020/09/08   -

面白かった。 「このミス」大賞を受賞しているんだけど、ミステリーかと言われたらちょっと首をひねるかも知れない。ミステリーやホラーのヘビーな読み手だったらすぐ見破れそうな設定は、陳腐という謗りを受ける危 …

マンホールに恋する旅人たち さしだせいか きゃたりうむ出版

2020/09/04   -

2013年出版というから、最近増えてきたマンホール本の先駆け。「ブラタモリ」とか「マツコの知らない世界」、「タモリ倶楽部」などでマンホール好きの人が出てきて知られてきましたね。マンホール好きの事を「マ …

残り全部バケーション 伊坂幸太郎 集英社文庫

2020/09/04   -

「実はお父さん、浮氣をしていました」 実に伊坂幸太郎らしい始まり方だ。深刻なはずの家族の修羅場を「家族の解散」と呼び、最後になぜかお互いの秘密を暴露する展開になるが、そういう話ではない。父親の携帯に一 …

オリヴィエ・メシアン「わが音楽語法」復刊!!

2020/09/01   -, 音楽

長らく絶版になっていたオリヴィエ・メシアンの「わが音楽語法」が、「音楽言語の技法」と書名を変えて復刊!! 待ってました。待ってましたよ。 税込み7,700円です。復刊ドットコムさん、ありがとう!! 音 …

星々の舟 村上由佳著 文春文庫

2020/09/01   -

人は、人との関係性を認識することによって人となる。家族もそうだし、学校や会社もそう、子供会や町内会だってそう。そこで社会性を身につけて、社会的人格が作られる。でも、その社会性なるものが単なる幻想だった …

永遠の0(ゼロ) 百田尚樹 講談社文庫

2020/09/01   -

真実はひとつではない。「数学は答がひとつだから面白くない」と戯れ言を言う子供がいるけれど、音楽は音で世界を表し、哲学は言葉で世界を表し、数学は数式で世界を表す。そんな数学が、答がひとつであるわけがない …

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