ジョン・アダムズは現代アメリカの作曲家。厳格なミニマル・ミュージックから出発して、オペラを当てたり、ピューリッツァー賞やグラミー賞を取ったりして、たぶん現代のクラシック作曲家では一番売れてる人でしょうね。
この曲は、アメリカのシェーカー教徒の震えるような踊りにインスピレーションを得て書かれた、アダムズの出世作になった曲です。
ライヒ、グラス、ライリーらの古典的なミニマル・ミュージックとちょっと違います。古典的なミニマルが、パルスの変化を曲の原動力にしているのに比べて、アダムズはもっとエモーションの部分を原動力にしている。パッと聴きは、えっ、これミニマル?と思っちゃうほどドラマチックだったりリリカルだったり。美しい音楽です。
エド・デ・ワールト指揮サンフランシスコ交響楽団のCDを最初に聴いたので、自分にはこの演奏のイメージが強いですが、当代きっての売れっ子作曲家なのでいろんな演奏が出てます。お好きなものをどうぞ。